2004年12月10日
男の料理05:船出
買い物疲れ(正確には買えない物疲れと言うべきか)で、結局、昨日は何もせずに寝てしまった。思い出すと気が重く、今日は買い出しに赴く気力がない。
ぼんやりと『作ってみたい・韓国料理の本』を眺めていると、酒が呑みたくなった。田苑を持ち出して、昼間から写真をつまみに一杯二杯。頁を繰るうちに、我が家にある材料だけで作れそうなものを発見した。五十九頁のコチュジャンである。韓国風の辛味噌である。味噌・きび砂糖・粉唐辛子・塩・酢・酒があれば良い。きび砂糖はないけれど、普通の砂糖だってかまわぬだろう、ということで、早速、着手してみる。韓国料理の大海への船出である。
秤を探し出して、材料を並べてみると、唐辛子が八十五グラム必要なところ、二十グラムほどしかない。大量に作る必要もなかろうから、取り敢えず、ざっと四分の一の検討で作ることにする。少々酔っぱらっているので、雑な性格に拍車がかかり、細かい分量はあやふやになってしまったが、大して時間もかからずに、完成できた。私もなかなか大したものではないか。
少しく冷ましてから試食いたす。試食といっても、辛味噌なので、ばくばく食べるわけにはいかない。箸の先に少しつけて、舐めてみる。うむ。辛い。辛い。爆発的に辛い。こんなに辛くては頭がパーになってしまうというほどに辛い。頭皮からも顔からも汗が噴き出す。脇の下もびっしょりである。参った。何なのだ、この辛さは。
一段落して、今度はほんの少しだけ箸に乗せ、びくびくしながら、舐めてみる。辛い。やはり辛い。しかし、辛さに慣れたのか、量を減らしたからか、この度は辛さだけでなく、甘味や香りも感じられた。ほほう、これはなかなかいけるではないか。なかなかのものだ。全身汗塗れになり、舌がやや麻痺しかけているものの、これは後を引くつまみだ。コチュジャンを一舐めしては、田苑を一口煽る。そんなことの繰り返し。
自家製コチュジャン、取り敢えずは、成功だと言って良いのだろうか。コチュジャンの正しい味がわからないので、何とも言えないじじいである。誰かに試食してもらい、意見をうかがうとしよう。孰れにせよ、まずまずの船出だと言って良かろう。泥酔しながら、自画自賛。御苦労なことである。
投稿者 nasuhiko : 2004年12月10日 00:00
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