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2004年12月11日
男の料理06
自家製コチュジャンは美味かった。田苑もまた美味かった。しかし、どうも、辛さが私の許容量をはるかに凌駕していたようで、朝から激しい下痢に苦しんでいる。上も辛けりゃ下も辛い。排便毎に地獄の苦しみである。調子に乗った私が悪いのだが、反省したところで、この苦しみが減じるわけではない。従って、反省するだけ無駄というもの。
それにしても、韓国の人々は辛さに余程強いのだなあ、と感心頻り。ふと学生時分に覚えた枕詞の一つに「からくにの」というものがあったことを思い出す。広辞苑をぱらぱら捲ってみると、ありました。ありましたとも。「唐国の」あるいは「韓国の」と表記する枕詞で「辛く」にかかるとあります。古から「韓国」と「辛く」を掛けていたなんざ、面白い話ではありますまいか。勉強になります。
夕刻、田村師匠が新しいデジタル・カメラを持って来訪下さった。早速、自家製コチュジャンと田苑で歓待する。
「やや、これを御自分で作られたのですか。いい香りですねえ。いただきます」暫しの沈黙ののち、「辛い。何とも辛い。けれども、うまいですねえ。良い味だ。癖になりそうです」早くも額から汗が流れ落ちる。私だけではなかったのである。早速、『作ってみたい・韓国料理の本』のコチュジャンの頁を見せて説明する。唐辛子が少なかったのでざっと四分の一の目算で作ったこと、きび砂糖がなかったのでただの上白糖を使用したこと、酔っぱらって後半は分量が適当になってしまったこと、などなど。「きび砂糖というものにすれば少しく香りやまろやかさが異なるのかもしれませんが、ないものはしかたがない」「そうですね。それにしても、辛い。そして、うまい」
たわいもないやり取りをしているうちに、またもや泥酔してしまった。そして、また朝には厠で苦しむことであろう。全くもって愚かなる哉。
味わいて 留処なきかな 韓国の 辛くに浮かれ 泣く朝ぼらけ
投稿者 nasuhiko : 2004年12月11日 00:00
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