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2005年01月17日

icon男の料理09

 我ながら大満足していた、以前の作にコチュジャンがある。最近も、酒のつまみや何やかやと活躍していたのだが、何たることか、黴が生えてしまった。ううむ。参考にしておる書籍には夏場以外は常温保存でかまわん、というようなことが書かれていたのだけれど、それでも傷んでしまったのである。我が貧乏屋敷の室温は、どうも真夏並みに高かったということなのだろう。少々がっかりしたものの、さして難しいものではない、再度挑戦すれば良い。次回は韓国の甘口の唐辛子を使えば、以前よりも良いものが作れることだろう、と前向きに考える。今年は何だかあれもこれも前向きに考えられるなあ。もっとも、躁が高みに昇れば昇るほど鬱の沈みも激しくなるわけで、楽観してばかりもおられんのだが。
 黴のおかげというのも変な話だが、御無沙汰になりかけている韓国料理を再開しようという気になった。例によって、『韓国料理の本』をぱらぱらと捲る。家にあるものだけで事足りるものはないか、と眺めているが、都合が良く、かつ、本日の食欲に副うものが、なかなかみつからない。ズッキーニとは何ぞや。写真を見て思い出す。胡瓜と瓜の合の子みたようなやつだね。こんなものがなくてもかまやせんとて、五十五頁の「納豆と豆腐のチゲ」に挑戦する。ズッキーニ以外は全て揃っておるので、買い物に出る必要もない。
 いざ、調理に取り掛かると、これが頗る簡単なのである。呑み始めていたせいもあり、匙加減の如き些事は気にせず、ざっとざっとと、目分量で進める。ほんの二十分ほどの内に完成してしまった。寧ろ、呆気ない、というか、物足りないという気さえするほどでありました。しかしながら、掛かった時間の多寡が問題なのではない。問題なのは味なのである。して、その出来栄えだが、これが美味い。いや、驚きました。美味い。大変美味い。韓国料理なのだろうけれども、日本人の味覚にぴったりの味。こいつがおふくろの味てえものよ、と言ってしまっては、流石に大仰に過ぎる、というより、単なる嘘になってしまうけれど、日本的な美味さでありますぞ。いやあ、これだけ手軽でこれだけの美味。毎日食しても飽きそうにないし、文句の付けようがない。是非、是非、お試しあれ。いや、貴君も虜になりましょうぞ。身も心も温まること、請け合い申し上げる。

投稿者 nasuhiko : 2005年01月17日 19:56

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