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2005年02月14日

icon交換音楽03


 暫く振りに田村師匠、御来訪。ピアノの練習を始めたことを知らせると、喫驚して仰け反られていらっしゃる。今後はあれこれブログやコンピューターのことだけでなく、ピアノのことも相談させてもらいますよ、とお願いする。
「それかはかまいませんし、私でできることならどんなことでもお手伝いしますけれど、近頃、ピアノはあんまり弾いてないからなあ」「そうはおっしゃいますが、ど素人に教える程度は何てことはないじゃありませんか」そんなやり取り。腕前の程はわからないけれど、ライヴハウスで演奏会を開くほどなのだから、音楽の素養が全くないはずはない。師匠作の伴奏の中にはピアノだってあったじゃありませんか。ところが、先日のギグのコンピューターの伴奏の中にもピアノは存在していたけれど、あれは全部サンプラーというものでやっているのであって、本物のピアノではないのだそうである。何だかよくわからない。

 借りっ放しのになっていた『ザ・ドロッパー』をお返しする。結局、その後も、ぴんと来ないままだった、というより、それほど繰り返して聴いたというほどでもないので、ぴんと来るはずはなかったのである。時期が悪かったのかもしれない。また、別の機会があればその時に。
 一方、田村師匠はヘレン・ウォードにぞっこんのようである。『グッディ・グッディ』を御自分で購入されたとか。うちにもLPがあるので、かけながら、まずは一献。「くりかえし聴いてますからね、すっかり覚えちゃいましたよ。声もいいし、曲もいい。ふと気づくと口ずさんでいたりします」と杯を傾けながら「本当じゃ良すぎる」を鼻歌交じりに唄う始末。いつになく陽気である。
 まだ私がぼんやりと勤めていた頃、たまに飲み歩いたりした取引先のボブというアメリカ人が、一度だけヘレン・ウォードの実物を見たことがある、と言っていたのを思い出す。声も笑顔もベリー・ベリー・キュートだった、と興奮気味に教えてくれたのであった。美女というよりは町で一番可愛い女の娘という感じだった、と。ジャズ・シンガーというよりは今で言うアイドル歌手のような存在だったのかもしれませんな。確かに、巧い、というより、愛くるしい、というのが相応しい。
 日が暮れてもなお二人で『グッディ・グッディ』を繰り返し聴きながら、呑み続け、どろんどろんのでろんでろんに酔った。大幅に限度を超えて呑んでしまったけれど、それでも、気持ちの良い酔いである。良いではないか。いいじゃぁ、ないのぉ、幸せならばぁ……って、また、今日も佐良直美を口遊む、呑んだくれの老いぼれ昆布であります。


メデスキ、マーチン&ウッド『ザ・ドロッパー
The Complete Helen Ward on Columbia
ヘレン・ウォード『グディ・グディ

投稿者 nasuhiko : 2005年02月14日 19:49

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