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2005年06月15日

icon若きお相撲さんたち


 ワイドショーで頻々と取り上げられるせいで、貴ノ花や二子山部屋のことを、ついついぼんやりと考えてしまう。息子たちの争い事はどちらに理があるのか、あるいは、どちらにも理がないのか、何だかわからないけれど、兎にも角にも、私の目には醜くしか映らないので、もう見たくない。なので、彼らが映ると慌ててチャンネルを変えてしまう。そして、他のことを考えようと思うのだけれど、ついつい、あれこれと貴ノ花や二子山部屋に纏るあれこれを思い返してしまうのである。

 マリとの散歩の帰りにふらりと寄る喫茶店があった。今はなくなってしまったけれど、本当に美味しい珈琲を淹れてくれるお店だったのである。また、サンドイッチやスパゲッティのようなものも美味しくて、良いお店でしたなあ。私はそこでウィンナー珈琲をよく飲みました。家内は、フレンチ・トーストとキリマンジャロだか何だかをよく頼んでいたように思う。まあ、そんなことはどうでも良い。当時は、この界隈には二子山部屋と花籠部屋があり、町中で頻繁にお相撲さんを目にしたものでありました。その喫茶店でも幾度となくお相撲さんたちを見かけたものですよ。昨日、そんなことを、突然、思い出したのであるけれど、お相撲さんたちは珈琲を飲みに来ていたというよりも、煙草を吸いに来ていたのですな。奥の隅のL字型のソファみたような席があって、そこに腰掛ける。ずうんと椅子が沈む。で、何をするかというと、壁に掛かっている絵の額の裏に手をのばし、煙草とライターを取り出して、一服始める訳であります。ははあ、若いお相撲さんたちはきっと部屋では吸わせてもらえないので、ここに来てこっそり吸っているのだろうなあ、と。大きい身体を丸めて、少しは目立たないようにしているような風情が何とも愛らしいようで。そんな光景を何度も見かけました。思い出すと懐かしいですなあ。考えてみると、中学を出てすぐに親元を離れて入門していたのだろうから、彼らは未だ未成年だったのかもしれませんな。愛らしく見えたのも尤もなことなのかもしれない。煙草なんか吸っていて、強い力士になれただろうか。その後、一人前の相撲取りになって故郷に錦を飾れたのだろうか。余計な心配なのでしょうけれどね。

投稿者 nasuhiko : 2005年06月15日 20:04

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