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2005年06月20日

iconハーンをもう一枚


 先日購入した『ブラームス/ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲』が大変素晴らしかったので、彼女の作品をもう一枚購入しましたよ。今度は『エルガー:ヴァイオリン協奏曲』であります。例によって、大きな音で繰り返し聴いているのだけれど、これが、良いのですなあ。いやあ、素晴らしい。今まで、エルガーという人の音楽をちゃんと聴いた覚えがなかったし、何とはなしに、在り来たりの、ぱっとしない作品なのではないか、というような、妙な先入観を抱いていたのである。名前や外見で人を判断してはいけない。そんなことは百も承知なのであるけれど、人間てえものはね、口と手が揃わないというか、理屈と行動が釣り合わないということが間々ある訳で……と、これは、みともない言い訳である。止したが良かろう。
 エルガーのヴァインオリン協奏曲は、厭らしくない甘味がある。じゃあ、どんなのが厭らしい甘味なんだい、と問われると、困るのだけれど、そうですな、例えば、私の趣味で言わせて頂くなら、ラフマニノフですか。ああいうのは、好きません。まあ、向こうだって、お前のようなじじいなんぞに好かれたくないよ、と申しておるでしょうけれどね。クラシックの素養があまりないので、上手に説明できないけれど、そんな風に思う。甘味が、こう、何と言うのか、すうっとしていて、平常心なのである。ああ、何が何だか判らなくなってきた。遥か彼方の小さな村に、王女様などではなく、村一番の美女といった感じの女性がおり、その慎ましやかな美に魅了され、そちらに向かって一歩一歩堅実に進んでいくような……って、何を言っているんだろうね。どんどんおかしな説明になっちまう。老人の妄想は止処がなくて嫌だね。

 しかし、まあ、何だって、こんなに若いのに熟成されておるのでしょうなあ。こんなに素晴らしいと、明日を迎えるのが不安になったりしないだろうか、と、又、例によって、余計な心配をば。

投稿者 nasuhiko : 2005年06月20日 18:06

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