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2005年07月10日

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 人が死ぬということは仕方のないことなのであろうけれど、それに関しては、やはり、あれこれとものを思わざるを得ないものである。場所は英国、被害者は、恐らくは、見知らぬ英国の人々なのであるけれど、それでもやはり私の心に波風が立つのである。胸が痛い。この胸の痛みというものは何処からやって来るのかは判らないけれど、これも一つの現実なのである。その一方で、膝の痛みという切実な問題もあり、どちらの痛みがより大きな問題なのかというと、それはどちらとも言えない。

 先日教えて頂いた微温湯に浸かるというのをやり始めてから、膝の重みは大幅に和らいできている。してみると、やはり、血液の流れが悪かったのだろうか。まあ、兎にも角にも、有り難いことを教わった訳で、感謝に堪えません。二十分も風呂桶の中でぼうっとしていると、さすがに出てきた頃合いには、全身が怠い感じがするけれど、その怠さに対して、遠くから扇風機を浴びてごろ寝をするという楽しみが生じる、とも言える訳で、今のところ、毎日、飽きずに続けている。こうやって膝の痛みを和らげ癒すように、胸の痛みを和らげ癒す方法があればいいのに……という、女学生が夢見るようなことを思う。こんなじじいが何を甘ったるいことを言うのだろうか、と、自分でも思うけれど、胸の痛みをなくす方法があれば、本当に良いと思う。けれども、ないのでしょうな。というより、寧ろ、そういう胸の痛みを忘れてはいけないのである。胸の痛みがあるのは当たり前なのでありますよ。そういう恐ろしいことが起きているのであるからして、ね。そういう意味では、こういう気持ちを喉元過ぎさせてはいけない。いつまでも、あちちち、と、その痛みを覚えておかねば。人間てえものは、何でも彼でも直ぐに忘れてしまいますからな。

 戦争で、テロで、地震で、電車の事故で、台風で、などと、色々な痛ましい出来事が起きて胸を痛める。一日中そういうことばかりを考えている訳にもいかないけれど、心の何処かにその痛みを留めておかなければ、人間という愚かな生き物は同じことを繰り返してしまう。くどくどしいぐらいに、胸の痛みを心に刻み付けるが良いのである。

投稿者 nasuhiko : 2005年07月10日 15:52

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