2005年07月31日
忘れてしまった
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棋聖戦を見逃し、しかも、その見逃した試合で羽生先生が負け、結果としてタイトルを逃してしまった。そのことをうじうじと考えながら、昨日はずるずるだらだらと呑み続けていたもので、本日、大変な宿酔で苦しんでいる。暑さと悪心で熟睡できず、眠いし、気持ち悪いし、暑いし、眠いし、気持ち悪いし、暑いし、眠いし……と、嗚呼、どうにもならない午前中であった。昼になって、少し気力が出てきたけれど、未だ未だ胸の中のもわもわとしたむかつきは消えない。少しでも何か食べないといけないと思う。こういうときには素饂飩が何よりだとは思うけれど、福寿庵に素饂飩一つだけを出前してくれ、とういのは、幾ら何でも申し訳なくて言える訳がない。子供時分からの付き合いだとは言え、先方は家業としてやっている訳ですからな。
ごろごろしながら水を飲み、ごろごろしながらテレビから流れてくる音を聞いている。見苦しい有り様だ。酒を嗜むようになってから六十年にもなろうてえのに、未だに二日酔いで苦しむなんてのは愚の骨頂じゃありませんか。嗚呼、愚かなり、愚かなり。愚かなるぞよ、茄子彦くんよ。
夕方になって、少し立ち直ってきたので、自力で素饂飩を拵える。拵えると言っても、大師匠から頂いた蕎麦つゆを水で割って、そこに昆布と酒を落として暖めるだけである。うどんだって、買い置きの乾麺である。こうやって弱っているときには、普段は蕎麦しか喰わない私なのに、饂飩が食したくなるというのはどういう訳でしょうな。まあ、兎にも角にも、目出度く熱々の素饂飩をふうふういいながらいただき、汗をどぼどぼ流したら、大分、正常に近づいてきた。もっとも、正常と言ったって、元来がぽんこつですからね、他人様の正常には程遠い。人心地が出てきたところで、はっと思い出した。すっかり忘れていた。慌てて、小庭に飛び出してみると、地面はからからのかんからりんに干涸びておる。セニョール・ハバネロを始めとして、どの草もすっかりしょげ返ってしまっている様である。何とも申し訳ないことをしてしまった。慌てて、じゃんじゃんと水を撒きましたよ。濡れた葉が何とも言えぬ緑に輝き、元気を取り戻していくのが手に取るようにわかる。熟、申し訳ないことをしてしまいました。今後は決してこのようなことのないように、精進致すによって、平に御寛恕の程をお願い申し上げまする。
投稿者 nasuhiko : 2005年07月31日 18:34
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