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2005年08月20日

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 何たることか。またもや大幅に大幅に呑み過ぎてしまった昨晩。ううむ。愚かなり。嗚呼、愚かなり。
 昨日は、夕刻から一人で盃を傾けた。日比野さんが見えた時に、氷を脇から入れて冷やす硝子の酒器や、硝子の猪口を出し、つまみも、何の工夫もないけれど、少しは形の良い皿に載せた。まあ、どうということでもないのだけれど、普段に比べると大きな違い。普段は、一升瓶から直に、湯呑みに近いほどの大きなぐい呑みにざぶざぶと注いで呑む、という有り様。つまみにしたって、平生なら、そんなにいくつも用意はしないものだから、手近の皿にざざっと雑に載せるだけである。まあ、何というのか、言ってみれば、味気ない。まあ、この素っ気なさも年寄りの一人暮らしの味だと言えば言えないこともないのだけれど、考えてみれば、それほど大した手間がかかる訳ではないのだから、せめて、この能登のつまみがあるうちぐらいは、きちんと見てくれのことも考えて呑もうではないか、という気になったのであります。
 実際の話、どの皿にどのように盛り付けようとも、中味は同じ訳であるから、味が変わる訳ではない。当たり前である。けれども、気分は変わる。この度、改めて、気分も美味の一つの要素であるなあ、と感じた次第。日頃があまりに雑ですからね。余計にそう感じたということもあるでしょう。ちょいと、小皿に小奇麗に……小奇麗なつもりで……盛り付けるだけで、美味さが違うのなら、その手間を惜しむことはない。尤も、これにも弱点がないこともない。美味しいものでね、ついつい呑み過ぎてしまう、という。はは、馬鹿である。呑み過ごしたのを、肴の所為にしているなんざ、笑止千万。こんな歳になっても、未だ適量が判らぬ上に、肴に濡れ衣を着せるとは、全く以て、情けないことこの上ない。往生際の悪いじじいである。

投稿者 nasuhiko : 2005年08月20日 17:44

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