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2005年10月20日
続々々・風邪を引いた馬鹿
白状すると、その夜は、少々呑みましてね。余りに心身共にぼろぼろだったもので、やけくそというか何というのか、兎にも角にも、ちょいとやっつけた訳である。けれども、風邪を引いていると、香りが判らず、折角の澤乃井の味も半減。いや、もっと落ちますか。けれども、心境がやけくそで始まっているから、がぶりがぶりと浅ましく、湯呑みに二杯もやりましてね。勢いついでに、マックもつけてみたりしてね。それで、ああ、この日記のことなどすっかり忘れていた、と気づいた次第でありました。普段は、あれを書こう、これを書こう。今日の分はもう書いたのだったかねえ、などと、一日中気にしているような気でいるけれど、弱ってみれば、まあ、そんなこともどこかに飛んでいってしまう。それで良いのだろうけれど、何だか、私というものは、首尾一貫していないというか、ね。そう思ったら、ちょいとぼんやりした気持ちになった。
呑んだお蔭かもしれないし、心底弱っていただけかもしれない。何にせよ、たっぷりと、しかも、深く眠ったのでしょうな。目覚めは悪くない気がした。それで、すっきりしてくれれば良かったのだけれど、起きてみたらまだまだほどほど、という具合だった。
まず、何をしたかというと、ですね、意地になっていた訳でもないのだけれど、何としても、風呂に入らなければ気が済まん、と思ったのですよ。で、風呂場に入ってがっかりする。職人さんたちがあれこれしたものだからね、やはり、それなりに汚れておるのですよ。あちこちに足跡が付いていたりして。先ずは、掃除から始めねばならん、と思うと、しゅしゅうぅっと風船の空気が抜けるような心持ち。けれども、そこで諦めなかったぽんこつじじいであります。丁寧に掃除するなんざ、普段から出来ていない。こんな時だからしょうがないってんで、掃除とは名ばかりで、シャワーでびゃあびゃあ流すだけ。まあ、それでも、大したもので、それなりに何とかなる。それで、いよいよ、風呂湯沸かし器のスイッチを入れた訳である。何日振りだったのかね。ちゃんと動きましたよ。はは、ちゃんと動いた。何だかとても嬉しかったけれど、考えてみれば、当たり前ですか。何しろ、此方人等、五万円からの修理費を払っておるのだし、風邪で蹌踉けながらも、朝から夕方まで作業にお付き合いしたのだからして、これで直っていなかったら話にならない。それにしたって、きちんと機械が動いているのは嬉しいものですよ。馬鹿みたいですがね。
待つこと暫し。ふふ、チロリン、チロリン、チロ、リンローン、と音楽が鳴り、「お風呂が沸きました。お風呂が沸きました」と機械の声が教えてくれた。結構、結構。結構じゃありませんか。
投稿者 nasuhiko : 2005年10月20日 20:10
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