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2005年10月21日
続々々々・風邪を引いた馬鹿
振り返ってみると、風呂の湯を沸かす機械が壊れたことに始まり、少しずつあれこれがずれてしまって、随分と珍妙な具合に事が進んだものである。そのお蔭で、風邪を引いて、悪化して、どんどん悪化して、請求書も安くはなくて、と、良いこと無しなのだけれど、今では渦中にいる訳ではないので、何となくおかしいような気さえする。そんな気はするけれど、もう一度味わいたくはない。当たり前だ。
次の日、漸くのことで、若先生の下を訪れる。風邪を引いている、ということだけでなく、事の顛末をざざっとお伝えした。先生には、馬鹿みたいですな、と笑って頂き、こちらは、いやいや参りました、と薄ら笑いを浮かべながら頭を掻く、というような図を想像していたのだけれど、案に反して、先方は笑われない。それどころか、怒り出しましたよ。高齢者は風邪から肺炎その他の病を併発して死に至ることだってあるのである。それをば、笑い話のように話すとは何事だ、というようなことである。御説御尤も。全くその通りである。その通りであるのだけれど、まあ、済んだことなのだからして、少しは笑いを交えた遣り取りにしたって構わないではないか、と、私は思ったのであります。今になって考えれば、あんな風に堅物だってことは、お医者様として大きに信頼できることになる、と言える訳でね、有り難いことなのであるけれど、その時は、ちょっと心外だというような気持ちと、怒られてしょぼんとした気持ちとが綯い交ぜになって、悔しいやら悲しいやら。こないだまでは鼻を垂らして駆け回っておった小僧っ子だったくせに、何を偉そうに、などと、ちょっとだけ思いましたよ。何とも失礼な老い耄れだね。
まあ、何はともあれ、薬を戴き、こんこんとした説教も戴き、お蔭で、何とか回復した次第であります。
投稿者 nasuhiko : 2005年10月21日 19:37
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