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2005年10月24日
治ったつもりだったけれど
ぽんこつの躰というのは情けないものである。風邪如きでこんなに長期に渡って苦しまねばならぬとは。珍奇な案件が重なったという運のなさがあり、それに対する心構えの甘さがありはした。それはそうなのである。けれども、風邪ですよ。風邪。風邪。風邪。
若先生のお薬のお蔭で復調したなどと調子に乗ったのがいけなかったのでありましょう。調子に乗って呑みましたからね。人間、調子に乗って良いことなどないのである。其もが其も、薬を飲んでいる身の上で、酒を呑むなんざ言語道断。恐ろしい副作用などが発生しても文句の言える筋合いではない。そう考えると、風邪がぶり返したぐらいどうということはない。まあ、そんな無理矢理の、屁理屈とも言えぬ屁理屈を心の中で玩んでいる、愚かな老い耄れである。
調子に乗って呑んで、うとうととして、そのまま食卓の前で小一時間ほども眠り込んでしまったのが、いけないのである。寒気がざざっと背中を走って目が醒めた。慌てて、場を移し、蒲団に包まって本式に眠りましたけれどね。まあ、云わば、後の祭りというやつである。結局、また二日も寝込んでしまった。
本日、先生に診て頂いたけれど、厳しく叱られました。先日、こないだまでは洟垂れ小僧だったくせに、などと不謹慎なことを思ってしまった我が身が何とも恥ずかしい。貴様こそ、洟垂れじじいではないか。あんぽんたんのこんこんちき。情けない。今度こそ、大人しくして、目の前に澤乃井があるけれども、決して、これに手を付けることなく、自重して、病人らしい生活を送る所存である。
高が風邪。然れど風邪。こんな言葉がありませんでしたか。ないでしょうな。風邪を笑う者は、風邪に泣く。こんな言葉もありませんでしたか。やはり、ないんでしょうな。では、洟垂れじじい、斯く語りき、ということで、老耄語録として私の枕辺の手帳に記しておきます。
投稿者 nasuhiko : 2005年10月24日 18:49
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