2007年07月12日

icon生きてはいる

 大変御無沙汰してしまいましたが、生きてはおります。生きてはおるけれど、いばるほど元気というわけでもなく、日々を、そうですな、だらだらと過ごしている。恵美ちゃんが身の回りの世話はしてくれております。
 今日は高尾に行ってきました。墓参りです。

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2005年12月02日

icon茄子頭


 自重、自重、などと呟いておったら、すっかり御無沙汰になってしまった。程好くやるというのは難しいものですな。毎日毎日マックに齧り付いていてはいけない、と御指導戴いた訳で、では、少しくゆったりとした心持ちで臨まないとね。そんな風に思ったものの、毎日ではなく、一日置きなら良いのか……一日置きでは未だ忙しないというのなら、二日置き、三日置きならどうなのか……あるいは、週に一度なら……いやいや、定期的に書こうと思うと、目に見えない圧力が心の何処かに重しとなって……などなどと、考えれば考えるほど頭の中がこんがらがってしまう。それで、結局のところ、不定期に気が向いた時にのんびりやろうじゃないか、ということに決めてはみたのだけれど、そうすると、今日は未だ三日目か。そりゃ、早過ぎるな。なんてことを繰り返しているうちに、すっかり御無沙汰になってしまって、何の為に何をしているのだか判らない始末。老耄の身の上であるからして、支離滅裂なるは仕方がない。ううむ、一体、私は何を言いたいのだろうか。我ながら訳が判らない。流石はぽんこつ頭である。

 近頃は、何をしているかというと、まあ、何も変わらないのであるけれど、食べ物には注意しておりますよ。あれこれと自分で頑張って料理したりもしていますがね。けれども、中々上手くいきゃしない。元々器用な方じゃないしね。長い間人任せで生きてきた訳であるしね。七十の手習いとでも言うのだろうけれど、七十にもなるとあれですよ、新しいことを覚えるのは大変なのであります。尤も、お若い師匠連中のお蔭で、デジタルカメラやマックのことはあれこれと覚えられたけれど、それだって、相当な時間がかかっておる訳だし、実際の作業ものろくさのろくさとしている。だから何だということはないけれどね。ところで、私は何を言いたいのだろうか。我ながら訳が判らない。流石は愡け茄子頭である。

 自重生活が続いて、御酒も、それこそ舐める程度にしかやってないから、調子が出ないのである。ううむ。

 冬空に ヘリコプターの一つだけ

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2005年11月18日

icon荒屋なれど


 入院というのは、初めての経験であった。白内障の手術をした時だって、入院はしなかった。右目をやっていただいて、眼帯をしてのそのそと電車で通って検査を受けた。十日程して落ち着いたところで、今度は左目もやっていただいた、という具合であった。初めて入院してみて、多少なりとも、今までにないものをあれこれと感じましたよ。
 一番大きいのは、幾らおんぼろでも我が家に勝るものはない、ということでありますな。病院というところは、程好く暖かく、ぼうっとしていても、ちゃんとちゃんと三度の食事が出てくる。しかも、栄養にもきちんと配慮が行き届いているのだから、有り難い。尤も、酒は出ません。出ませんよ。個室の、しかも、その中でも、特別室なるものを借りている人であれば、もしかすると、中で飲酒をすることも可能なのかもしれないけれどね。何しろ、あれですよ、寿司屋の出前とエレベーターの中で遭遇したことがあるぐらいですからな。寿司の出前が取れるぐらいなら、酒だって呑めるかもしらん。その特別な個室には電話もトイレも付いていて、来客用のソファまであるてんだから、驚きだ。いや、でも、まあ、今はそんな話ではない。そもそも、私の如き、下々の老耄には縁のない話である。
 それから、看護婦さんの有り難みも尋常ならざるものがある。まあ、私なんざ、栄養失調だの過労だのという、病気とも言えない理由で入院していた訳だから、其れ程、看護婦さんの手を煩らわせるようなこともなかったけれど、彼女たちの笑顔や優しい言葉には随分と救われたように思う。中には、あまり親切ではないように感じられるお嬢さんもおりましたけれどね、彼女たちだって、聖人君子ではない訳であるから、体調が悪かったり、機嫌が悪かったりする日があっても致し方なかろう。それに、殆どのお嬢さんは、実ににこやかな人でありましたよ。いやいや、思い出しても有り難い。頭が下がる。文句などあろう筈もない。

 暖房、食事、看護婦さん、などなどの有り難みは確かにある。けれども、それでも、この荒屋の方が良いのであります。帰ってきてみて、しみじみそう思う。何故でしょうなあ。酒が呑めるというような他愛ない理由もあるけれど、それだけではない。名状し難い何かがあるのでありますよ、我が家、というものには。みなさんだって、そうではないでしょうかねえ。

 荒屋の隙間風さえ懐かしき

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2005年11月12日

icon徘徊を再開


 ああ、娑婆の空気は美味いね。娑婆の空気を吸い、娑婆の光を浴び、娑婆の風に吹かれ、娑婆の落ち葉が下駄の下でかしゃかしゃと音を立てる。ああ、有り難や、有り難や。こうして、娑婆に舞い戻れて、何とも嬉しい限り。
 それにしても、大変に大変に御無沙汰をしてしまいました。耄碌じじいめ、到頭くたばりやがったか、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんな。はは、ところがどっこい、死んではおりません。風邪が治ったつもりでいたのだけれど、その後も、何だかよろよろと蹌踉うたりすることが続き、気がついたら、入院する破目に相成っていた次第。情けないことである。入院の理由は風邪なのではなく、過労と栄養失調だという。このまま死んでしまっていたら、老衰ということになったのだろうか。ううむ、老衰とは何なのか。それにしても、この飽食の世の中に栄養失調だなんてねえ。俄には信じられない。
 幸か不幸か、兎にも角にも、こうして娑婆に戻れた訳である。少しく自重気味の生活を送らねばならないそうだ。はははは、情けない。豆腐と納豆と蕎麦、それに酒などという食生活ではいかんのだそうである。言われてみれば、尤も至極ではあるけれど、じゃあ、どうすれば良いのだろうか。
 考えてみれば、以前は、ちょこちょこと『日和見』に顔を出していましたからね。お蔭で、もっと色々な物を食べていた。女将が気を使ってくれていたのでしょうな。あれこれと野菜を食す機会なんぞも少なくなかったし、魚や肉も戴きましたな。珍しい魚が入ったのよ、だの、新潟の知り合いが山菜を送ってきてくれたからね、なんてことでね。それがですぞ、このマックというものが来てから、『日和見』に顔を出す頻度は限りなく零に近づいていき、偏食が著しく進んだのであります。そうは言っても、この機械のお蔭で、インターネットの日記を書くというような面白さを味わうことができたのは事実であるし、お若い人々の知己を得たのも事実であり、今までの漠然と過ごしていた日々に、まあ、何というのか、生き甲斐などという大袈裟なものではないけれど、日々の愉しみとでも言いますかね。そんなものができたのも、事実。そういう意味では大変有り難い。けれども、食が偏ったのだって、調子に乗ったせいで過労気味になったのだって、このマックというのがいけないのではないか、という気もする。ああ、世にこのマック無かりせば……などと、責任転嫁をしている、莫迦な耄碌じじいである。
 兎にも角にも、自重、自重、と呪文のように唱えながら、娑婆の徘徊を再開。

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2005年10月24日

icon治ったつもりだったけれど

 ぽんこつの躰というのは情けないものである。風邪如きでこんなに長期に渡って苦しまねばならぬとは。珍奇な案件が重なったという運のなさがあり、それに対する心構えの甘さがありはした。それはそうなのである。けれども、風邪ですよ。風邪。風邪。風邪。
 若先生のお薬のお蔭で復調したなどと調子に乗ったのがいけなかったのでありましょう。調子に乗って呑みましたからね。人間、調子に乗って良いことなどないのである。其もが其も、薬を飲んでいる身の上で、酒を呑むなんざ言語道断。恐ろしい副作用などが発生しても文句の言える筋合いではない。そう考えると、風邪がぶり返したぐらいどうということはない。まあ、そんな無理矢理の、屁理屈とも言えぬ屁理屈を心の中で玩んでいる、愚かな老い耄れである。
 調子に乗って呑んで、うとうととして、そのまま食卓の前で小一時間ほども眠り込んでしまったのが、いけないのである。寒気がざざっと背中を走って目が醒めた。慌てて、場を移し、蒲団に包まって本式に眠りましたけれどね。まあ、云わば、後の祭りというやつである。結局、また二日も寝込んでしまった。
 本日、先生に診て頂いたけれど、厳しく叱られました。先日、こないだまでは洟垂れ小僧だったくせに、などと不謹慎なことを思ってしまった我が身が何とも恥ずかしい。貴様こそ、洟垂れじじいではないか。あんぽんたんのこんこんちき。情けない。今度こそ、大人しくして、目の前に澤乃井があるけれども、決して、これに手を付けることなく、自重して、病人らしい生活を送る所存である。

 高が風邪。然れど風邪。こんな言葉がありませんでしたか。ないでしょうな。風邪を笑う者は、風邪に泣く。こんな言葉もありませんでしたか。やはり、ないんでしょうな。では、洟垂れじじい、斯く語りき、ということで、老耄語録として私の枕辺の手帳に記しておきます。

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2005年10月21日

icon続々々々・風邪を引いた馬鹿

 振り返ってみると、風呂の湯を沸かす機械が壊れたことに始まり、少しずつあれこれがずれてしまって、随分と珍妙な具合に事が進んだものである。そのお蔭で、風邪を引いて、悪化して、どんどん悪化して、請求書も安くはなくて、と、良いこと無しなのだけれど、今では渦中にいる訳ではないので、何となくおかしいような気さえする。そんな気はするけれど、もう一度味わいたくはない。当たり前だ。

 次の日、漸くのことで、若先生の下を訪れる。風邪を引いている、ということだけでなく、事の顛末をざざっとお伝えした。先生には、馬鹿みたいですな、と笑って頂き、こちらは、いやいや参りました、と薄ら笑いを浮かべながら頭を掻く、というような図を想像していたのだけれど、案に反して、先方は笑われない。それどころか、怒り出しましたよ。高齢者は風邪から肺炎その他の病を併発して死に至ることだってあるのである。それをば、笑い話のように話すとは何事だ、というようなことである。御説御尤も。全くその通りである。その通りであるのだけれど、まあ、済んだことなのだからして、少しは笑いを交えた遣り取りにしたって構わないではないか、と、私は思ったのであります。今になって考えれば、あんな風に堅物だってことは、お医者様として大きに信頼できることになる、と言える訳でね、有り難いことなのであるけれど、その時は、ちょっと心外だというような気持ちと、怒られてしょぼんとした気持ちとが綯い交ぜになって、悔しいやら悲しいやら。こないだまでは鼻を垂らして駆け回っておった小僧っ子だったくせに、何を偉そうに、などと、ちょっとだけ思いましたよ。何とも失礼な老い耄れだね。

 まあ、何はともあれ、薬を戴き、こんこんとした説教も戴き、お蔭で、何とか回復した次第であります。

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2005年10月20日

icon続々々・風邪を引いた馬鹿

 白状すると、その夜は、少々呑みましてね。余りに心身共にぼろぼろだったもので、やけくそというか何というのか、兎にも角にも、ちょいとやっつけた訳である。けれども、風邪を引いていると、香りが判らず、折角の澤乃井の味も半減。いや、もっと落ちますか。けれども、心境がやけくそで始まっているから、がぶりがぶりと浅ましく、湯呑みに二杯もやりましてね。勢いついでに、マックもつけてみたりしてね。それで、ああ、この日記のことなどすっかり忘れていた、と気づいた次第でありました。普段は、あれを書こう、これを書こう。今日の分はもう書いたのだったかねえ、などと、一日中気にしているような気でいるけれど、弱ってみれば、まあ、そんなこともどこかに飛んでいってしまう。それで良いのだろうけれど、何だか、私というものは、首尾一貫していないというか、ね。そう思ったら、ちょいとぼんやりした気持ちになった。
 呑んだお蔭かもしれないし、心底弱っていただけかもしれない。何にせよ、たっぷりと、しかも、深く眠ったのでしょうな。目覚めは悪くない気がした。それで、すっきりしてくれれば良かったのだけれど、起きてみたらまだまだほどほど、という具合だった。
 まず、何をしたかというと、ですね、意地になっていた訳でもないのだけれど、何としても、風呂に入らなければ気が済まん、と思ったのですよ。で、風呂場に入ってがっかりする。職人さんたちがあれこれしたものだからね、やはり、それなりに汚れておるのですよ。あちこちに足跡が付いていたりして。先ずは、掃除から始めねばならん、と思うと、しゅしゅうぅっと風船の空気が抜けるような心持ち。けれども、そこで諦めなかったぽんこつじじいであります。丁寧に掃除するなんざ、普段から出来ていない。こんな時だからしょうがないってんで、掃除とは名ばかりで、シャワーでびゃあびゃあ流すだけ。まあ、それでも、大したもので、それなりに何とかなる。それで、いよいよ、風呂湯沸かし器のスイッチを入れた訳である。何日振りだったのかね。ちゃんと動きましたよ。はは、ちゃんと動いた。何だかとても嬉しかったけれど、考えてみれば、当たり前ですか。何しろ、此方人等、五万円からの修理費を払っておるのだし、風邪で蹌踉けながらも、朝から夕方まで作業にお付き合いしたのだからして、これで直っていなかったら話にならない。それにしたって、きちんと機械が動いているのは嬉しいものですよ。馬鹿みたいですがね。
 待つこと暫し。ふふ、チロリン、チロリン、チロ、リンローン、と音楽が鳴り、「お風呂が沸きました。お風呂が沸きました」と機械の声が教えてくれた。結構、結構。結構じゃありませんか。

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